2013年3月19日火曜日

スイセン

あっ!スイセンの芽が出ている。

2月中旬、地中から芽を

覗(のぞ)かせているスイセンを

見つけました。

じつは昨春、公園利用者の方から

スイセンの苗をいただき、

チビッコ広場の斜面に植え

ましたが、夏の猛暑に枯れたと

思い込んでいました。

それがこんなにたくさんの芽が

出ていたとは、感激の一瞬

でした。

根付(ねづ)いてくれていた。

生きてくれていた。

ありがとう。





東日本大震災の約1ヶ月後、

津波で流された自宅跡に

スイセンが咲いていたのを

見つけた女性が、避難所を訪れた

美智子妃殿下に、

「このスイセンのように

がんばります。」の言葉と

共にスイセンの花を贈られた

ニュースが頭に中に

甦(よみがえ)りました。


津波に襲(おそ)われた場所で約1ヶ月後に花が咲いたとは驚きです。スイセンとは強いとつくづく

感じましたし、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」同様、大震災復興のシンボルともいえる

気がしました。



3月11日に一輪咲いているのを見つけました。なんという偶然でしょうか。

東日本大震災のあった日に、枯れたと思い込んでいたスイセンの花が咲くとは。



今年のスイセンは格別の感慨を持ちます。

改めて、スイセンの花を贈ってくださった公園利用者の方にお礼申し上げます。