先日、寺迫公園へ来られた方で色を調べているという人に出会いました。日本独特の色の名前を調べておられるようで、実際の植物などを見て日本古来からの色の呼び名を研究しておられるようです。
スポーツをされる人、昆虫をさがす人、花を見る人、遺跡を探す人、オカリナを吹く人、寺迫公園に来る人はさまざまな人が来られますが、日本古来の色の名前を探している人には初めて出会いました。
その人に教わった色の謂(いわれ)の何点かです。
常盤色(ときわいろ)
年間を通して緑を湛(たた)える杉松のなどの葉の色。
濃い緑。常盤とは長寿にちなんだめでたい意味合いということだそうです。
東雲色(しののめいろ)
しののめとは篠竹(しのだけ)の網目(あみめ)から朝日が差し込むことで、この朝日の色を東雲色と言うようです。
利休鼠(りきゅうねず)色
緑色を帯びた灰色。地味で控えめな色から侘
(わ)びた色として利休好みの色と想像したようです。
(わ)びた色として利休好みの色と想像したようです。
日本の色名は400以上あるそうです。これもびっくり。 (@_@)
これを調べることはかなり奥の深いこともでもあり、味もあり、面白くもあるとのことでした。
「自分以外すべて先生」とは吉川英治の言った言葉ですが、何も知らない自分にとってその通りを実感した思いです。
「茜(あかね)さす紫野ゆきしめのゆき」寺迫公園巡回時に思い出した和歌ですが、さまざまな色が目の前に現れてくるようでした。
寺迫公園の花、樹木、草、などは日本古来の色では何色というのでしょうか?興味を覚えてきました。
さて、次はどんな人に出会えるやら、楽しみです。