2012年6月22日金曜日

寺迫公園周辺の史跡

寺迫公園から西へ約1kmのところに恵下山公園があります。高陽ニュータウン建設中に発見された遺跡群で「恵下山・山手遺跡群」として昭和49年に県の史跡に指定されました。恵下山遺跡と恵下山城跡からなっています。





恵下山遺跡には弥生後期の集落跡に弥生時代の住居が復元されています。














恵下山城跡は鎌倉時代末期から室町時代末期頃の城で、城主は金子氏だろうと伝えられていますが詳細は不明です。金子氏は承久の頃関東より来たようで、一族が温品(ぬくしな)氏、玖村(くむら)氏を名乗ったようです。





恵下山城跡対岸には香川氏の居城八木城跡が見えます。














東には熊谷氏の居城三入高松城跡が見えます。















これに武田氏、毛利氏が加わっての抗争があり、さまざまな悲哀もあったようです。
遠い昔の「つわものどもが夢のあと」を感じさせ、「時に感じては花にも涙をそそぐ」感傷にひたってきます。

寺迫公園をゆっくりあるきながらはるか昔に思いを馳せて(はせて)みてください。