寺迫公園内に枯葉がたくさん落ちています。
葉が色づき落葉するのは11月頃ですが、こんなにたくさん落ちています。
猛暑、水不足、虫に喰われたりなどして散ったものと思われますが、いずれにしても落葉時期より早く落ちる葉は病葉(わくらば)と呼ばれます。
生態学的には別の理由で落葉するようですが、病葉(わくらば)と言う方が擬人的な感じで、なにか感傷的な気分になります。
11月頃の落葉は「無常」を感じ、
8月頃から散って行く病葉(わくらば)は「無情」さえ感じます。
病葉(わくらば)や大地に何の
病(やまい)ある。―――虚子
そういえば、以前、寺迫公園内を「歩くのが病後の薬です。」と言って歩いていた人がいらっしゃいました。
脚が不自由で、リハビリのため
一生懸命歩いていた人がいらっしゃいました。
病葉(わくらば)を見ていて、名前も知らない人ですが、歩く姿が
脳裏(のうり)に甦(よみがえ)ってきました。
お元気で、また寺迫公園でお会いしたいものです。