2012年7月17日火曜日

ネジバナが咲いていました。

寺迫公園の駐車場の片隅にネジバナが一輪咲いていました。雑草の中に埋まってしまいそうでしたが一輪、花茎15cmくらいの、紅紫色の小さな可憐な花ですが、咲いていました。

花が螺旋(らせん)状に並んで咲くのでこの名が付いたようです。日本全土の草地にあり別名モジズリとも言われます。








絹織物で「信夫(しのぶ)もじずり)といわれるものが古代にあったようですが、この模様が乱れてねじれているので、ネジバナの別名がモジズリになったとのことです。










みちのくの しのぶもじずり誰ゆえに 乱れそめにし われならなくに
(訳:みちのくにある、しのぶもじずりという織物の図柄は誰のために乱れているのでしょうか。私のせいではありませんよ。あなたのせいですよ。)
百人一首にある源融(みなもとのとおる)の歌です。



寺迫公園にあるネジバナ(モジズリ)を見て1000年以上も前の人の心に思いをはせ、人の心とは何年も変わらないものとつくづく感じました。
小さな花ですが皆さんも見に来てください。







現在NHK大河ドラマ「平清盛」を放映中ですが、和歌が次々出てきます。和歌の材料である花鳥等が寺迫公園にあるかもしれません。そのような目で公園を散策するのも面白いですよ。(^^♪