2014年2月25日火曜日

早春の賦

1月下旬頃暖かい日もありましたが、立春を過ぎた頃に寒波の襲来(しゅうらい)があり再び寒くなりました。

この季節になると必ずと言って良いほど、テレビ、ラジオなどで「早春賦(そうしゅんふ)」の歌が聞こえてきます。

今年も。







数十年も前になるでしょうか。一人の老婆(ろうば)が「この歌は高等科の時に習った」と話していたのを思い出しました。尋常(じんじょう)小学校高等科といいますから遠い遠い昔の話です。

この季節に、この歌を聴くたびに、その当時とその老婆のことが頭に甦(よみがえ)ります。


寺迫公園の花壇に植えていたチューリップの芽が小雪の中で顔を覗(のぞ)かせていました。


サクラの芽も出ています。











モクレンの芽も出ています。



彼方(かなた)に見える白木山山系の頂(いただき)が雪で真っ白になっているのが見えました。








立春を過ぎると暦の上では春。けれどもまだまだ寒い日が続いています。
「春は名のみ」です。

2月21日、ウグイスの初音を耳にしました。

しかし、「ときにあらず、ときにあらず」でしょうか、すぐ聞こえなくなりました。

この季節に寺迫公園へ来ると早春の「賦(ふ)」を感じます。